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フィナステリドとは?

フィナステリドとは、アメリカのメルク社が開発した抗アンドロゲン薬の1つであり、男性ホルモンテストステロンをDHT(ジヒドロテストステロン)へ変換する酵素である酵素を阻害することによって作用するといわれています。

前立腺肥大症に対して低用量で、前立腺癌に対しては高用量で使用されることもあるそうです。

また男性型脱毛症(AGA)の治療薬として、プロスカー、プロペシアの商品名で多くの国で発売されていて、日本ではプロペシアのみが、メルク社の日本法人であるMSD社(旧万有製薬)から発売されていたがジェネリックのフィナステリド錠がファイザーから発売されたのがつい最近のことです。

 

プロペシアは飲み薬です。

成人男性で、1日1錠(フィナステリド含有量0.2mg)を服用します。

医師の判断で増量することもありますが、1日5錠が限度だそうです。

食後食前などに気にすることなく飲むことが出来ます。

食前食後は特に関係なく、なるべく決まった時間に服用しましょう。

就寝前の夜10時など時間を決めて服用するほうがよいという専門家の意見もあります。

髪の毛が生えるという効果もありますが、基本的に現状を維持するということが期待できます。

抜け毛が少なくなったり、髪が短くなったり細くなったりするのを防ぐので、髪の毛が太くなり薄毛が目立たなくなってきます。

薬を飲み始めて効果が見えてくるまでには6ヶ月程度かかるそうです。

6ヶ月服用しても効果が見られないと、医師の判断で薬を中止することもあります。

錠剤を増やしたからといって効果が出やすくなるわけではないようです。

人によって薬の感度の違いなどがあり、薬の量が増える場合があるようです。

最低半年というと長い気がしますが、髪の毛には成長サイクル(もう周期)というものがあり、一度成長が止まって休止期に入ってしまった毛髪が再び成長期を迎えるためには3ヶ月から4ヶ月かかります。

ですから、プロペシアがどんなに効果的なAGA治療薬でも、使い始めてすぐに効果が出るというわけではないのです。

 

なお、フィナステリドは一日の上限摂取量が1mgまでとなっています。

大きな効果を出したいとか、早く効果を出したいと考える人の中には上限を超える摂取量を服用する人がいますが、フィナステリドを1mg服用した場合と2mg服用した場合の効果は体格にもよりますが、ほとんど変化がないとされています。

副作用のことを考えれば上限以上の摂取はやめたほうが賢明でしょう。

プロペシアの効果をアップさせたいと考えるならば服用量を増やすよりも良い方法があります。

 

その一つがミノキシジルとの併用です。

ミノキシジルも育毛効果を厚生労働省から認められた成分で、
ミノキシジルはフィナステリドのような内服薬ではなく、頭皮に塗布することで血管を広げて血流を活発にする作用がある外用薬です。

両者を併用することで相乗効果を期待することができます。

 

また、生活習慣を見直すことも効果を大きなものにする方法の一つです。

例えば喫煙の習慣がある人はタバコをやめることで育毛効果を大きくすることができます。

タバコに含まれるニコチンは交感神経を刺激するため血管を収縮させて血流を悪くします。

血行が悪くなれば頭皮に運ばれる栄養が減ってしまいますから、毛髪の生育に良くないといえます。

また、できることならば日常生活の中に適度に運動を取り入れるようにしましょう。

特に有酸素運動は血行を良くしますし、ストレスも解消します。

運動して適度に疲労すれば不眠症の解消にもつながります。

髪の毛を成長させるホルモンは睡眠中にたくさん分泌されるので、質の良い睡眠は髪の毛にとって、とても大切です。

効果はあるのか

AGA(男性型脱毛症)の主な原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)です。

AGAで悩む男性も脱毛箇所の頭皮に通常より多くのDHTが確認されています。

DHTは還元酵素によってテストステロンが変換され生成されます。

このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合すると、成長期にある毛髪に対して退行期及び休止期に移行する信号が出されます。

その結果、退行期の細い毛髪が増えたり毛髪が長く太い毛に成長する前に抜けてしまうので、毛髪が薄くなってしまうのです。

 

プロペシアは、AGAの原因であるDHTを生成するのに必要不可欠な還元酵素を阻害することでDHTの生成を抑制します。

これにより成長期が長くなり細くなった髪の毛にコシが出てきたり、休止期にある毛穴からの毛髪も成長しAGA改善の効果が期待できるお薬です。

国内の臨床試験ではプロペシア1mgの1年間投与により58%、2年間で68%、3年間で78%の改善効果が認められているそうです。

またプロペシア1mgの1年間投与により40%、2年間で31%、3年間で20%の現状維持効果が認められております。

 

重要なポイントは、このデータの対照が20歳~50歳で脱毛症以外に心身ともに健康な中軽度までのAGA(男性型脱毛症)患者ということなので、50代、60代の方は上記のデータよりは効果の期待値が下がることは間違いないのでご注意してください。

有効率と言っても頭頂部で著明改善は6%、前頭部で2%程度なので、ごく一握りの人には著名に効く薬ですが大部分の人には進行は止まるが、現状維持程度と考えた方がいい薬だということを認識したほうがいいでしょう。

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副作用に注意

これほど効き目が期待できるプロペシア(フィナステリド)ですが、

残念なことにやはりいくつかの副作用やリスクもあります。

日本国内での臨床テストでは、プロペシア(フィナステリド)を服用した場合、

胃の不快感精力減退性欲減退などの症状がみられたそうです。

また、2012年の4月にはアメリカの医薬品の認可を行なうFDA(米国食品医薬品局)が、メーカーに対してプロペシア(フィナステリド)に対して「ED(勃起障害)症状」や「勃起不全」、「射精不全」などが起こりうることを商品の説明書に添付することを命じました。

確立としては高くはないそうですが、男性にとっては大きな問題といえるでしょう。

 

さらに、同年8月には米国・ジョージワシントン大学のマイケル・アーウィング博士が、プロペシア(フィナステリド)を服用している人には、服用していない人に比べてウツ病の症状が出る確率が高いことを発表しています。

これは博士の研究グループによるテストの結果、軽度のウツ症状のある人が約11%、

中程度のウツ症状のある人が約28%、重篤なウツ症状のある人が約36%、

自殺願望のある人が約44%という結果になったそうです。

 

薄毛の改善や育毛をしようとして育毛剤を服用し、胃の不快感やED症状が出るだけでなく、

ウツ症状などの副作用が出るリスクがあるというのは少し怖いものがあります。

アーウィング博士は「プロペシア(フィナステリド)を服用することによって潜在的な副作用があることは使用者に説明すべきである」と語っているそうです。

また、プロペシア(フィナステリド)は未成年や女性の服用はタブーとされています。

妊娠中の女性や赤ちゃんに授乳中の女性の服用や服用中の献血も禁じられており、献血を行なうためには服用後1ヶ月間の休薬期間が必要になります。

薄毛改善や育毛ケアも大切なことではありますが、心身の健康に関する副作用やリスクがあるのでは問題です。

現在では薄毛改善・育毛ケアともに安心安全な成分が開発されており、

上記のような副作用やリスクがない商品も多数販売されていますので、

購入前にはその点をしっかりチェックしてから使用することが重要なのではないでしょうか。

服用時の注意点

以下のような状態に該当する人は服用はできないので覚えておきましょう。

まず、肝機能障害を持っている人。

人体は薬剤を肝臓で分解しますので、その肝臓に大きな異常があると服用出来ません。

妊婦妊娠している可能性のある女性も服用禁止です。

フィナステリドは男性ホルモンの挙動をコントロールする薬剤ですので、母体に対する影響が皆無とは言えません。

妊娠の可能のある女性が誤って服用しないように注意してください。

妊婦が服用したり、破損した錠剤に触れて有効成分が吸収されたりすると、男子胎児の生殖器官等の正常発育に影響を及ぼす可能性があります。

また、未成年の服用も禁止されています。

そして、お酒を飲む方注意が必要です。

お酒を飲む前後2~3時間を空けて服用する必要があります。

薬がアルコールに溶けて効果が落ちたり、動悸などの副作用が強まる可能性があります。

夜遅くまで飲酒をした場合は、翌朝服用したほうがいいです。

しかし、週2~3回続くようであれば、朝もしくは昼に服用するように変更しましょう。

なぜなら、1日飲まず、翌日2回飲んでいることになるため、副作用が出やすくなります。

そして、個人輸入の商品にも注意してください。

海外から個人輸入されているフィナステリド錠は正規品とは錠剤の色や形が異なるだけでなく品質や流通管理が必ずしも保証されていません。

効果がみられるものなので、しっかり使い方を守って何かあったらすぐ医師に相談するようにしましょう。

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