将来、あのiPS細胞と自毛植毛で薄毛が完治するって本当?

京都大学の山中伸弥教授のノーベル賞受賞により、一躍脚光を浴びるようになったiPS細胞は、様々な難病を治療できる可能性を秘めていると考えられています。

その中には、多くの人が悩んでいる脱毛症も含まれており、既に大手企業がこの細胞を用いた自毛植毛の研究を開始していることが報道されています。今回は、このiPS細胞がどのようにして脱毛症を改善するのかについて説明いたします。


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iPS細胞とは?

iPS細胞(induced pluripotent stem cells)は、2006年に誕生した多能性幹細胞です。生体の様々な組織に分化する分化万能性を潜在的に有しているので、細胞レベルでの再生医療を実現する際に重要な役割を果たすことを期待されています。この節では、このiPS細胞の詳細な内容について、説明していくことにします。

iPS細胞が誕生した経緯

再生医療で利用する細胞についての研究は、数十年前から開始されていました。そして、1981年にはイギリスの科学者マーティン・ジョン・エヴァンズ卿(Martin John Evans)により、あらゆる組織の細胞に分化できるES細胞(embryonic stem cell)をマウスの胚盤胞から樹立することに成功します。

これにより、トランスジェニックマウスの作成や生殖細胞に遺伝子特異的な変異を導入することが可能となり、個々の遺伝子の具体的な機能についての研究が急速に進むことになります。

さらに、1998年にアメリカのジェームズ・トムソン教授(James Alexander Thomson)がヒトES細胞の樹立に成功したことにより、人間のあらゆる臓器や組織の細胞を作り出すことで、難治性疾患への細胞移植による再生医療が真実味を帯びることになります。

ただし、ES細胞は人間になる可能性を持った受精卵を破壊して作るために、倫理的な面で抵抗感を持たれることになります。このために、現在でもES細胞の研究に対しては厳しい規制をかける国が少なからず存在しています。 このような状況では、作製することすら容易ではないので、ES細胞についての研究が滞ることになります。

また、廃棄予定の受精卵以外を用いてES細胞を作成することは技術的に困難なうえに、このような方法で作った細胞を移植した場合には、拒絶反応が発生するという問題があります。

このような問題を回避するために、新たな多能性幹細胞の作製方法が世界中で研究された結果、日本の山中教授のグループが世界で初めて樹立に成功したのが、iPS細胞と呼ばれる人工多能性幹細胞です。


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iPS細胞が画期的な理由

iPS細胞は、血液や皮膚などの採取しやすい体細胞に、遺伝子操作を加えることで作成することが可能です。このために、赤ちゃんになる可能性を持つ受精卵から作成するES細胞のように、倫理的な問題点が生じることはありません。このために、厳しい規制がかけられることはないので、スムーズに研究が進められることになります。

また、iPS細胞は自身の細胞から作ることが出来るので、分化した臓器や組織の細胞を移植した場合でも、拒絶反応が起こらない可能性が高いと考えられています。このように、自在性と安全性が高いということがiPS細胞が画期的とされている理由で、ES細胞との明確な違いです。


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ips細胞の実用化への道のり

山中教授により、マウスの皮膚細胞からips細胞が樹立されたのは2006年のことで、既に10年が経過しています。標準的な基準作りや安全な作製方法の確立、動物を用いた実験による効果と安全性の確認など研究が進められており、2013年には人間での安全性を確認する再生医療の研究もスタートしています。

そして、2014年の9月には70代の女性患者を対象に、iPS細胞から作成した目の一部の細胞のシートを移植するという手術が実施されています。これは、現実に人間の治療に使用した初めてのケースで、安全性を達成できたと評価されています。

なお、文部科学省が2015年に改訂した「iPS細胞研究ロードマップ」でも、心臓や神経などの主要な臓器への臨床での応用の開始時期は1~2年後と具体的に記されており、2017年以降は脊髄損傷や重症心不全、パーキンソン病といった難病に対しての研究計画が次々と申請される見込みです。このように、ips細胞の実用化は急ピッチで進められています。


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iPS細胞による薄毛治療

iPS細胞の実用化については、国としても資金面において全面的にバックアップしており、2012年の補正予算で242億円、さらに2013~2022年度の10年間の合計で1,100億円を投入するという力の入れようです。また、民間企業も製薬メーカーをはじめとして多数参入しており、覇権争いを繰り広げています。

これは、再生医療市場は周辺産業まで含めれば2050年までに53兆円まで拡大すると予測されているからです。この53兆円という数字は、世界の医薬品の合計100兆円の半数を超えるもので、巨大な市場が形成されることは間違いありません。

そんな中で、大手化粧品メーカーの資生堂が、2013年からiPS細胞により髪の毛を蘇らせる研究を進めているということが報道されています。具体的には、iPS細胞により作成した毛母細胞を薄毛部分に移植するという内容の様です。この再生医療を用いた自毛植毛には、どのような効果を期待できるのでしょうか?この節では、その仕組みについてご説明します。

自毛植毛とは?

自毛植毛とは、自身の毛根組織を薄毛部位に移植するという手術療法で、イングランドのプレミアリーグで活躍しているW・ルーニー選手が、2011年と2014年の2度にわたり行った結果、薄毛をほぼ完全に改善したことが広く知られています。

このために、効果と安全性の両方で高く評価されており、2010年に日本皮膚科学会が作成した男性型脱毛症診療ガイドラインの中でも、推奨できる治療法として紹介されています。

自毛植毛のメリットは、薄毛の原因を問わないということです。例えば、現在では医療機関による薄毛治療は本格的に開始されていますが、その中心となっているのは男性の薄毛の大部分を占めているAGA(男性型脱毛症)という症状に対してです。これは、プロペシアという治療薬が開発されたからで、かなりの高確率で薄毛の進行を食い止めることが可能です。

なお、このプロペシアの作用機序は、Ⅱ型5αリダクターゼという還元酵素の活性を阻害するというもので、これによりAGAの原因物質DHTの生産を抑制するということを目的としています。つまり、髪の毛に対しての直接的な効果はないので、AGA以外の脱毛症に対しては有効ではありません。

また、女性のAGAに対しても無効であることが確認されており、未成年者に対しての安全性も確立されていないということで、成人男性のAGAに対してのみ処方されているという状況です。

これに対して、自毛植毛は老若男女問わず実施することが出来ます。世界全体で年間20万件以上の自毛植毛が行われており、そのうちの約13%は女性です。


(出典:http://www.yokobikai.or.jp/inquiry/upimage/38579fb47bf3811b1e27580b25f457ad

iPS細胞による自毛植毛のメリット

年齢や性別、薄毛の原因を問わず実施できる自毛植毛の唯一の条件は、移植できるだけの毛根組織が残っているということです。このために、いわゆる全スカと呼ばれるような薄毛の場合は、条件から外れることになります。

仮に、無理に実施した場合は、思うような効果が得られないという結果になり、100万円を超える費用をかけるだけの値打ちがあるのかは非常に疑問です。


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このように、多少増えたかなという程度の結果に終わってしまうので、常に効果を発揮するというわけではありません。このために、完全な状態までの回復を目指すためには、健康的な毛根組織が相当数残っているということが必要となります。

この自毛植毛の弱点を完全にカバーできるのが、資生堂が研究しているiPS細胞を利用する自家細胞移植という方法です。iPS細胞により完全に健康的な毛母細胞を多数作成できるので、全体的に薄毛が進行しているような人でも全く問題はありません。

具体的には、後頭部の頭皮を直径5mmほど切り取り、そこから底部毛根鞘細胞という組織を取り出します。次に、この細胞を数百万個まで培養した後に、脱毛部位に注射器により注入するという内容です。注入した細胞が衰えた毛根を刺激することで、発毛が促進されるというのが基本的な仕組みです。

この方法は、一本一本を手作業やロボットにより植え付ける自毛植毛よりもはるかにスピーディーで、短時間で施術を完了できるという点でも優れています。また、毛根組織を全て移植するのではなく、髪の毛の成長に重要な役割を果たしている部分だけを使用するので、通常の自毛植毛よりもハイレベルな育毛を実現できます。

さらに、最先端の自毛植毛でも数cmの傷跡が残るのは避けられませんが、自家細胞移植の場合はそのような心配はありません。何故なら採取するのは直径5mmほどと極めてわずかに過ぎないからです。

このように、自毛植毛の弱点を克服するとともに、効果と安全性の両方を高めているということが、資生堂が研究を進めている自家細胞移植のメリットです。

この夢の様な内容の薄毛治療は、既に東京医科大学と東邦大学との協力体制で2016年には医師主導の臨床研究を開始すると発表されており、2018年の実現に向けて着々と進行しています。

ちなみに、費用は200万円程度と予測されており、100万円~120万円が相場とされている自毛植毛よりは少し割高になりそうです。


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まとめ

怪我や病気により失われた臓器などを再生するという目的で誕生したiPS細胞は、遺伝やホルモンの作用によりなくしてしまった毛根組織にも対応することが可能です。これを自毛植毛という確実性の高い薄毛治療に取り入れたのが、資生堂による自家細胞移植という方法です。

一般紙でも報道されており、今後薄毛に悩んでいる人にとっては、明るい状況となることは間違いありません。高額費用にも対応できるように、頑張ってお金を貯めておくようにしましょう!

薄毛は今日も、明日も、毎日被害が拡大します・・・。
★要注目★
tnm

グズグズ悩むな!今から対策をはじめよう!

若ハゲは、確実に人生を狂わせる病気です。

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